column(コラム) マインド

継続 = 愚直 そして諦めないことの大切さとは

 

その男、愚直につき決して諦めない

 

keizoku

マンションの自室から見える雑居ビルの一室で、裏口の小窓から深夜でも毎日灯りが漏れている... そこは、駅前のメインストリート沿いにあるどこにでもありそうな洋食屋...

 

店の入口はオシャレではあるが目立たないドアと、控えめなメニューの看板が置いてある。僕はこの街に5年前に移り住み当時そこは「テナント募集」で、しばらくの間は空き店舗となっていたが、3年ほど前にその洋食屋がオープンした。

 

洋食屋にしては少ないメニュー。料金は決して安くはなく、むしろ高く感じる。店内は、小さなテーブル席が5つほどあるぐらいだろう... オープン当時から目立たないごく普通の洋食屋であり、高額なためかお客の出入はほとんどなかった。

 

この洋食屋は、この街でルーキーとしてオープンし、しばらくすると消えていくのだろう... 僕は当時そう思っていた。それから3年という月日が流れ、今では平日こそ店内にはお客は少なが、週末になるとお客の出入りが絶えない。

 

そしてオープン当時から、その店には変わらないことが一つある。それは、深夜でも裏口の小窓から灯りが漏れていて白衣を着た店主が出入りしている光景だ。その灯りは明け方まで消えることはない。日々、料理と格闘しているのだろう。

 

数年前までは、あらゆる業界で「早い・安い・うまい」が勝ち組に思えた時代があった。でもそれには限界が訪れる。どこかで何かを削りながら凌ぎ、最悪切り捨てることで持ちこたえなければならない。

 

やはり、安価ということは値段相当のものということになる。とはいえこのご時世、早くなくていいが「安くてうまい」は根付いている。だが一方では、気付いている人も多い。安価なものからは良い品質は生まれないということを。

 

やはり最低限それだけのコストをかけなければ、良いものは生まれないということだ。それを知り、しっかりとした値段で真によいものを作りだし、勝負している人たちも数多くいる。

 

そこにはプライドというものが存在し、高額でも相手を引きつける何かがある。舌が肥えているお客は、出された料理にはそれだけの時間を費やし労力を要したことがわかるためその金額を払っても納得する。だから、お客は騙せない。

 

もし今後、深夜その灯りが消えているようなら数ヵ月後そこは「テナント募集」となっているだろう... でもその男は何が大切で必要かを知っている。そして彼は今日も一人、納得いくものを求め手探りで料理と格闘している。

 

彼は知っていた成功という法則

 

 ある偉人が残した名言がある

  • 「暗闇の灯りを目指して進む時のように進め...」

 

その灯りを目指し進んでいる途中で、川が行く手をさえぎる。その川を越えるため橋を探し、しばらくは灯りと逆の方向に進まなければならない。でも、その橋を渡ればまた目標に向かって進めるため、少しづつその灯りに近づくことができる。

 

誰しも生きていく上で、意味のないと思う回り道をするときがある。だが、なまじ最短距離を進もうと川を渡れば最悪の結果となりかねない。

 

目標というものがブレなければ、たとえ迂回や失敗が訪れても「橋を探し戻っているが、また灯りに向かい進むことができる」と考えることができる。目標が中途半端だと、少しの失敗で自分はダメだと落ち込み目標をすり変え結局何も残らないこととなる。

 

「暗闇の灯り」これは、希望や目標のことを示す。真になりたいもの、それだけははっきりと見続けなければならない。それがないと、自分の足もとばかり見ていることになる。

 

冷静に観察してみるといい、実際のところ誰にとっても一寸先はヤミなのである。だが例外として、自分の希望・目標は遠い灯りとして見えている。その灯りを見失わず進んでいくことが何よりも大切なことだ。

 

そしてそのことを彼は知っていた。料理というものは奥が深い。それでも来る日も来る日も創作し、ただ愚直に料理を作り続けることが何より大切だということを。3年たった今でも彼は変わらず試行錯誤し、料理と格闘しているのだろう。

 

そして彼は、今日も大切なお客のために料理を作り続ける。週末の夕食時、お客の出入りは絶えず繁盛している。このどこにでもありそうな洋食屋の話は、僕の妄想にすぎないかもしれない、だが一つだけ確かなことがある。

 

彼は知る由もないが、僕の仕事場でもあるパソコンの前に座った位置から、その裏口が見える。そして3年前から彼を観察してきた結果、この判断に至る。その男は決して諦めない。見えない努力を愚直にコツコツ続けていると...

 

意味のある日もあればない日もある。それでも彼は、来る日も来る日も考え料理を作り続けている。そしてこの先も、変わることなく当たり前のように来る日も来る日も。

 

am 4:00、そろそろ朝を迎える。彼自身の納得できるものができただろうか?今でもその洋食屋の小窓の灯りは消えていない。

 

 P.S. 

最近知ったことがある。同洋食屋は「知る人ぞ知る名店」と言われているようだ。彼(店主)の陰の努力を考え冷静な見解だと、当然の結果といえる。それを彼に聞いたとしも「普通のことを、ごく当たり前にやってきた結果です」と答えるのだろう。

外観に派手さもなく、入口は至ってシンプルなドアで一見どこにでもありそうな洋食屋だが、店内の雰囲気と実際食べた料理のうまさにお客はリピーターとなる。そして、リピーターとなる要素としてこの街周辺に同じような店がないということだろう。

ここでしか味わえない、ここでしか楽しめない、ここにしかないもの。そこが遠い場所にあったとしても、そこにしかないものを求め足を運んでしまう。

「続けていくこと = 維持していくこと」 これには、不具合やトラブルそして経済的理由で困難になる時もあるが、「継続することの大切さと、差別化」これは3年前、オープン当時から彼の戦略だったのかもしれない。

続ける大切さ
続ける< 継続< 諦めない... そして成功へと...

 目次 その思考では継続困難!視点を変え成功へと...「続けなければ」ではなく「続いていた」が理想緻密な計画より、スタートして走りながら考える   その思考では継続困難!視点を変え成功へと. ...

ここで再度使わせていただくが、ここまでの彼の見解と同店の歴史は、あくまでも僕のに妄想すぎない...

 

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