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「テクニックのブラック or 王道のホワイト」どっちで戦う
サイト管理者・ブログ運営者・アフィリエイター、誰しもが考えていることは検索上位表示です。そこに向け、SEO対策を行っているのは確かです。特にネットショップ運営者やアフィリエイターなどは集客が収入を左右し、本業で行っている人にとっては死活問題です。
だからSEOに強いサイトを作りたいと思っている。しかし最近では、検索エンジントップシェアである「Google・Yahoo」(Yahooは2010年からGoogleのアルゴリズムに切り替えたため、二つの検索結果はほとんど同じ )のシビアなアップデートにより、大きな順位変動がおこる場合もある。
最悪、価値のないサイトと判断されると抹消だってありえるわけだ。そこでどうすれば上位表示を狙うことができるか、サイトを持っている人たちは試行錯誤している。上位表示させるために、テクニックを使いGoogleの隙をついてサイトを管理している人や、コンテンツや記事をしっかり作り込む人など...
ここで、「ブラックハットSEOで行くのか?ホワイトハットSEOで行くのか?」ということですが... 白黒つけるために、先に結論を言っておきます。「それは、あなた次第です!」つまり、「自分に合うと思う方を選べば良い」
私のこの発言により不快に思った方も多く、訪問者によっては「ここにてサイト離脱」してしまうことでしょう。でも私はあえて言っておきます。
ブラックだろうがホワイトだろうが、やり方次第ではどちらにも転がるし、労力や控えているリスクもどちらが低いと言えないということです。
ただ言えることはどちらの手法でも上位表示させ、ネットショップやアフィリエイトなどで稼いでいる人たちはいるということです。そして作業的にも、どちらが効率良いということはない。稼いでいる人の共通点としては、どんな手法でも成果が出るまで続けるという折れない心があるだけのことです。
ですからブラックハットSEOで行くのかホワイトハットSEOで行くのかは、これから先を読んでいただければあなたの進む道も見えてくることでしょう。
ブラックで行くのかホワイトで行くのか「それは、あなた次第です」と言っておきながらなんですが、私としてはブラックSEOで行くにしても、最終的にはホワイトSEOに移行して行ったほうが良い結果になっていくと思います。
なぜかって?それは最後まで読んでいただけると、その意味がわかっていただけると思います。それでは最後の「結果として... 最終的にはホワイトハットSEOを目指す!」でお待ちしております...
「最短のブラック vs じっくりのホワイト」両者の違いって
自分のサイトを強くしていく上で、どのようなスタイルで行くのか最初に考えておくことは大切です。そこで今回のテーマであるブラックハットを使うのか、ホワイトハットを使うのか...
そもそも両者の違いを簡単に言うと
ブラックSEOとは ... Googleのガイドライン で禁止されている手法を使ったSEO。
ホワイトSEOとは ... 偽装や不正行為をせず、ガイドラインに違反していないSEO。
人で例えるならば、「何度飛ばされても立ち上がりガッツリ行くぜ!かかってこいペナルティ!」というブラックな人。「ペナルティは面倒だし、地道に誠実にいきます。」というホワイトな人。ちょっと極端な例えになってしまいましたが...
それではここからは、両者のメリット・デメリットを取り上げ比較してみます。この比較により、今後のあなたのサイト作りの参考になれば幸いです。ちなみに私自身、アフィリエイターなのでその視点で進めていきますのでご了承ください。
アフィリエイトで稼ぐにあたり本業を持っていて、アフィリエイトには数時間しか使えない副業でのアフィリエイター。または時間はたっぷりある、最初から本業でアフィリエイトに取り組もうとしているアフィリエイター。
立場的に人それぞれの環境があります。そこで誰もが知りたいのは、成果が出るまでの時間ではないだろうか?できるだけ早く稼ぎたいと思うのは、誰しもが願っていることだろう。
アフィリエイトが副業の人も、本業以上の収入を安定して得ることができれば、本業を辞めてアフィリエイトで食っていこうと考えるだろうし、最初から本業で取り組んでいる人にしてはアフィリエイト収入は死活問題でもある。
ブラックSEOとホワイトSEO、どちらが早く成果が出るのか... アフィリエイトやSEOの知識が多少ありプラス軍資金があれば、ブラックSEOを使い1年くらいで月に100万ほどの収入を得ることができる可能性はある。
ホワイトSEOの場合、同収入にいたるまではブラックの倍以上の年数がかかると思っていたほうがよいでしょう。
「だったらブラックの方がいいじゃない」と思うかもしれないが、アフィリの知識も無くサイトやブログの運営も初めての場合、経験を積みながら知識を得ていく必要があるので、結局のところ時間はかかる。
アフィリエイトで稼いでいくには、継続できるかが一番の問題であり、短時間で高収入ということはありえない。よく「1日30分の作業で数十万稼げます」という広告を見るが、まず疑ったほうが良い。
いきなり明日から、そのような作業量で稼げるわけがない。アフィリエイトの作業をほとんどしないでそれだけ稼げている人は、そこまでに行き着くまでに継続して膨大な作業をしてきた人たちということです。
スキルや知識がある人でもそこに行き着くまでは、ある程度の時間はかかる。簡単に稼げるなら誰でも稼げてしまいますから... 結局のところブラックでもホワイトでも時間と労力はそれなりにかかります。
スキルと作業量そこにかかる経費と得られる報酬
両者のスキルと作業量、そして労力をどこに使うかは異なってくる。ブラックであれホワイトであれ、その人の好みにハマればそのスキルを身につけたいと思うし、作業も苦にはならないはず。
また継続する労力も、時間のムダとは思わない。結果、高収入にたどり着ける。
そこで両者の違いを考えてみる
ブラックSEOのスキルと作業量よく使われている手法として、被リンクの構築やサテライトサイトを作る作業が主となる。資金力がある人はサテライトの記事などを外注することで効率化し、その労力を稼ぎ頭のメインとなるサイトに注ぎ込んでいる。
そうすることで、メインサイトの記事やコンテンツに力を注ぎ込めるので、しっかりと作ることができる。
ブラックを行っている人でも、ペナルティを受けないように地道にサイトを作りリンクを当てていく人や、それに対し数ヶ月の上位表示だけを狙って作っている人など、目的によって様々です。
ブラックで稼いでいくイメージとしては、スキルや知識そして経験と適応力が必要でしょう。でもこれって、誰でも最初に持っているものではない。結局、ペナルティでスッ飛ばされても何度でも立ち上がり身につけていくしかありません。
ホワイトSEOのスキルと作業量サイトや気合を入れて稼ぐために必要な WordPress でのブログ構築といったスキルは必要だが、基本的にどれだけ多くの記事を書くかで勝負するので、難しい技術的なテクニックは必要ない。
とはいえ適当な記事にはアクセスは集まらないので、多くの記事を書きながらもユーザにとって有益な情報を発信し続ける必要がある。そしてその記事の中に、ロングテールキーワードなどを埋め込みアクセスを集める感じとなる。
サイトの内容とマッチする情報を探しインプットし、それを有益な情報として発信するアウトプット能力が必要となってくる。あわせて記事のストックを常に多く持っておく必要もあるだろう。
両者にかかる経費と、入ってくる報酬はどんな感じ?
ホワイトだとサイトやブログの無料サービスを使うと「自由にカスタマイズできない」「広告が表示される」「容量が大きくなると表示速度などのパフォーマンスが下がる」「サービス会社の都合でいきなり削除される」 etc... いろんなリスクがあるし、安定という面からしてもオススメできない。
そのため多少費用はかかるが、サーバーを借りドメインを取得しサイト作成したほうが検索結果の表示も安定するし、訪問者の信用も増す。結果、アクセスも増えていく。かかる経費としては、サーバーレンタルとドメイン取得費用くらいで、実践していくことができる。
ブラックだと経費をかける場所も人それぞれだと思うが、複数のサーバーを借りたり中古ドメインを購入したり、記事を外注に依頼したりツールにお金をかけたりと、自身はメインサイトに労力を使うのでそれ以外の所に経費をかけることとなるでしょう。
ホワイトに比べ経費をかけた分、短期間で報酬(リターン)も大きくなる可能性はある。両者の報酬としてブラックSEOを使っている場合、気合の入っている人は月に数千万円を稼いでいるアフィリエイターもいると聞きます。
ホワイトSEOの場合、そこまで爆発的な報酬を得るのは難しいと思います。僕が思うに「ホワイトSEOで稼いでます」というほとんどの人が、グレーゾーンで稼いでいる気がします。
両者にかける労力と安定性それと気になるペナルティ
早く稼ぎたいのは誰しも思うことでしょうが、ブラックにせよホワイトにせよどちらも労力はかかります。ブラックSEOを行っていると検索順位がはるか遠くに行ってしまったり、最悪は削除される可能性もある。それでもやり続けるという根性が必要でしょう。
ホワイトSEOはその可能性は低い分、結果が出るまでに時間を要するのでそこまでに到達するまでの折れない心が必要でしょう。「ローマは一日にして成らず」です。
安定性としては、ブラックは爆発的な収入を得る可能性は高いが安定させるのは難しい。ホワイトは爆発性はないけど、安定した収入を得ることができる。
ブラックは、ペナルティを受けやすいため報酬も激減しやすい。収入を安定させるには、そのリスクを回避するためにも他のサイトをストックしておき、稼ぐサイトを変えるという方法もあるでしょう。
ホワイトはペナルティを受ける可能性も低いため収入も安定しやすい。安定しやすいといっても、良い品質を保っていることが条件でもある。検索順位が上位のサイトでも、それより質の良いサイトが出てくれば抜かれてしまうでしょう。
アクセス数が急激に落ちるということはないと思いますが、良質なサイトが出てくると検索順位も下がってしまうわけですから、ホワイトでも絶対安定とは言い切れない。そして最も怖いのは、時間をかけて育ててきたサイトやブログがペナルティを受けることではないだろうか?
ブラックの場合、よく使われる被リンクやリダイレクトはペナルティを受けやすい。そして品質が悪いと、ペナルティを受ける可能性もさらに高くなる。
反面ホワイトは、テクニック的なペナルティは受けにくいが品質によるペナルティを受ける可能性はある。検索順位の下落やアクセス数の激減は、品質によるペナルティが多いようです。
「ブラック と ホワイト」 アクセス数の関係
ブラックとホワイトどちらがアクセス数を集めやすいのか?どちらでもアクセスを集めることは可能です。ただ集める方法に違いがあります。
ブラックの場合上位表示を狙い検索エンジンで検索される回数が多いキーワード、ビッグキーワードによる爆発的な集客が可能です。
しかしこの多くのアクセス者が、コンバージョンにつながるわけではない。ビッグキーワードは競合が多いこともあり、SEO対策の難易度も高いと知っておいたほうがよいでしょう。
競合を避けるためにも、他のキーワードとの組み合わせを考え対策する方が、見込み客に絞り込めた集客ができコンバージョンにつながる確率も高くなる。
ホワイトの場合記事数で勝負するのでコツコツとページを増やしていき、ロングテールSEOでアクセスを拾っていくかたちとなるでしょう。
記事内に関連するキーワードをキーワードツールなどから探し出し、そのキーワードを複数埋め込み検索エンジンからのヒットを狙う。
ロングテールSEOは特定のキーワードでの上位表示だけでなく、「関連する様々なキーワードで見込み客をヒットさせるため、幅広く購入意欲のある検索ユーザーを獲得できる」というメリットがある。
ですが...ブラックSEO・ホワイトSEOどちらにせよ多くのアクセスがサイトに集まったとしても、そのサイトに魅力がなければコンバージョンにはつながらないことを意識して構築していく必要がある。
つまりブラック・ホワイトどちらがアクセス数を呼び込めるかという視点で、多い方を実践するという安易な考えは危険ということです。
なぜならアクセス数が多ければ、報酬も増えるわけではないからです。つまりいくらアクセスが多くても、成約につながらなければ報酬にならないということです。報酬UPは、集客ではなく成約ありきです。
例えば...あなたのサイトでノートパソコンをアフィリエイトしていたとして、パソコンを探しているユーザーが1日に平均100人ほどアクセスしてきているとします。
その中の70人が「ノートPC ソニー」というキーワードでアクセスして来て、20人が「ノートPC ソニー バイオ〇〇」、その他が10人。このうち成約につながる確率が高いのは、20人のアクセス者です。
ここで考えなければいけないのは、あなたのサイトにどのような目的でどのようなキーワードを使い訪れているかが重要です。アクセス数の多い70人は、ただ「ソニーのノートPCを見に来た」 or 「ソニーのノートPCの相場を見に来た」その程度の訪問者の可能性が高い。
一方20人のアクセス者は「バイオ〇〇」という型番がキーワードとして入っているわけですから、探している商品を絞り込んで検索しているので購買意欲のある訪問者、つまり成約につながる確率が高いということです。
ですから「アクセス数増加 = 報酬UP」ということではありません。アクセス数が少なくても成約率が高ければ報酬につながるわけです。
結果として... 最終的にはホワイトハットSEOを目指す
ブラックSEOというテクニックを使いアクセスを大量に集められたからといって、コンバージョンにつながるわけではない。結局のところ、中身のあるコンテンツのサイトじゃなきゃ、訪問者も離脱してしまうわけです。
あなたがアフィリエイターとして稼いでいくにあたり、知っておいてほしいことがあります。報酬UPに重要なのは、「成約率」 or 「アクセス数」と言われている。報酬が思うほど伸びない場合、このどちらかを見直すことで解決できる。
この両者で特に重要なのは、「成約率」の方です。アクセス数を上げれば、成約率も上がるというのは間違いです。なぜなら、訪問者が商品を購入したくなるようなサイト(店)を作れていなければ、どれだけ多くのアクセスがあっても商品は売れていかず、集客もムダに終わるということです。
もちろんアクセス数が極端に低いのであれば成約率UPは望めないが、ある程度のアクセスがあるのであれば「高い成約率」を生み出すにはどうすればいいのか、に労力を使う方が将来的にも有利なのは確かです。
ただ集客し広告を掲載すれば、コンバージョンにつながるわけではない。そうであれば誰もが稼げてしまうわけです。極端な話しアクセスは、お金で買うことができる。「広告費」を払い他のサイトなどに広告を打てば、簡単にアクセスUPにつながる。
しかしながら、成約率はお金で買うことはできない。「アクセス数 = 報酬UP」ではない。どうすれば訪問者一人一人の成約が取れるかに集中することが、結果として高報酬につながっていくわけです。
インターネット上には、無数のネットショップやアフィリサイトがあるが、その中であなたもいくつか商品を購入したことがあるのではないだろうか。そこで考えてみてほしい...
「そのサイトで購入した理由は何だったのか?」 or 「そのサイトにひきつけられ、買いたいと思った理由は何なのか?」これをあなたのサイトに引用したとしてほかではない、なぜあなたのサイトやブログで購入したほうがいいのか?それを考えてみてください。
ブラックハットSEOなどのテクニックを使い多くのアクセス数を得たとしても、あなたのサイトのコンテンツに魅力がなければ、商品は売れていかない。
結果として最終的にはサイトを最適化し、訪問者の課題解決となるコンテンツを作り、役に立つ情報を提供するホワイトハットSEOを意識していかなければ安定した稼ぎにもつながっていかない。
そしてこれから先、Googleもパンダやペンギンなどのアップデートをさらに強化してくるだろうから結果、価値のないサイトは検索順位にもさらに大きな影響が出てくるでしょう。
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それに伴い、ブラックハットSEOのリスクも大きくなる。これでは順位変動が、常に気になってしまうことになる。場合によっては、サイトが抹消されるという最悪の結果に... ですから徐々にでも、ホワイトハットSEOの移行をオススメします。
サイトがスッ飛んでしまった後で「アフィリエイター辞めますか? それともブラックハットSEOやめますか?」と悔やまないためにも、ホワイトSEOを意識しサイトを育てていったほうが良いでしょう。
そしてどのような目標や計画性を持ちサイトを育ていき、稼げるアフィリエイターを目指すのかも、結局のところあなた次第となっていきます...