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なぜ、アクセス解析が必要?webサイトの見える化
アクセス解析は必要なのだろうか?アクセス解析することで、webサイトの状況や結果を数字で把握することができる。つまり、webサイトの見える化ということ。
生産性や効率化を把握するとき、webに限らず様々なことで数字が利用される。売上の目標、工場の生産から在庫管理それに対する人件費、運営するための必要経費などを差し引いて出る利益 etc...。
様々な所で数字を利用し把握される。売上目標達成のために進捗状況を数字で把握し対策改善を行う。もっと身近なところでいうと、スポーツのスコアや勝敗なども数字で把握している。
これらと同様、webサイト状況を数字で把握することにより、サイト改善対策のヒントが見えてくる。この数字を提供してくれるのがアクセス解析ツールとなる。
アクセス解析による数値どこを見ればいいのか?
「平均PV数・直帰率・コンバージョン率 etc...」アクセス解析ツールでは、様々なことを数値で確認できる。とはいえ、解析された多くの指標を全て覚えようとすると難しく感じ混乱してしまう。
そのためにも最初のうちは、「このサイトにはどのような人が訪れているのだろう?」「サイト内で多く見られているページはどこだろう?」「どの広告が効果があるのだろう?」この程度なら容易に確認できると思う。そして慣れてきたら、視野を広げればいい。
解析ツールにもいろいろな機能を持つものがある。百聞は一見にしかず、設置して確かめてみよう。少し手厳しい表現になるが、「習うより慣れよ」といったとこだろう。
アクセス解析にはサイト改善・コンバージョン率UPのためのヒントが隠されている。フリーツールでも高機能なものもあるため有難い。
あくまでも解析データであり以降は運営者しだい
アクセス解析のデータを確認することで、よく見られているページや訪問者数がわかる。しかし、訪問者の好みや満足度などの心の中まではデータだけではわからない。それを読み解くには想像力が必要となる。
良い方向に想像力を働かすことができればいいが、間違ってあさっての方向への結論づけだけは避けたい。「さて、高機能なアクセス解析ツールも設置完了!これで、満足」では困る。
実際のところ、設置はしたが、「あまり使っていない」というサイト運営者も多いのではないだろうか?原因として、「何のために(目的)」が明確になっていないまま、ただ設置してしているのではないだろうか?
「設置するからには良いものを」ということで、不必要なほどに高機能なアクセス解析ツールを設置して「さて、どう使おう...」という状況になってしまっているのでは?解析ツールを使い「何のために(目的)」分析を行うのか?
「サイトをデータ(数値)で把握するため」このような漠然な考えだけでは不十分といえる。分析をした結果から秘策を考え実行したことでサイト改善に結びついたのかを明確にしなければいけない。
分析だけに時間を費やし、必要なことがおろそかになってしまっては本末転倒。これではアクセス解析ツールを上手く使えているとは言えない。そのためにも、このツールを活用し何を実現しなければならないのか、を考え続ける必要がある。
サイトの目的とターゲットは明確に
サイトを立ち上げたはよいが、実現したい状態が明確でないといけない。サイトで「誰に」「何を」してほしいのか?目的とターゲットが今後の分析を行う際の足がかりとなる。
そこから想像力を働かせデータを見ることで、「どのような訪問者が、どのようなことに興味を示しているか?」「想定していたターゲット層となのか?」など、サイトの現状を把握しやすくなるだろう。
Who are you?常にこの思考を持つこと
ある日を境にPV(ページビュー)やアクセス数が、大幅に伸びた。このような場合、キャンペーンや商品の値下げタイムセールなど、特別なイベントの影響も考えられるため冷静な分析を心がけたい。
PV(ページビュー)とは、ページがブラウザに表示された回数を示めす。訪問者が複数のページを閲覧したとして、同じページを再度表示させた場合にもカウント数が増える。
そのためサイト内で迷ってしまい、同じページを行き来した場合もカウントされてしまうので、ご注意を... 「Who are you?」アクセス解析のデータをもとに、脳みそに汗をかき想像力を働かせ分析してみることです。
例えば、よく見られているページのPV数や訪問の状況を確認したとして、訪問者に見せたいページは上位に来ているか?想定していたターゲットが来て、想像どおりページを閲覧していると考えられる状況なのか?
いろいろと考えながらも、「まてよ、ターゲットとは異なる訪問者なのでは?」このように疑いながらのアクセス解析の分析を行う必要もあるだろう。