体の悩み,ビタミン,栄養

「体の悩み@ビタミン・栄養1」では、症状別に効果的な「ビタミン・栄養」を詳細に紹介しています。

今、あなたに必要なビタミン・栄養は...

 

症状別 / ビタミン・栄養

 

だるさ・疲労感

 

いくつか原因があり、状態に応じての対処が効果的です。

 

  • 睡眠不足・ストレス・過労

 

このような疲労感には、何より十分な睡眠・休養、そしてストレス解消が必要です。以降、不足したビタミンを補うようにします。

 

短期的なストレスや過労は、休養やビタミンの補給で解決できますが、長期間続くとにより、うつ病や精神障害を引き起こす場合がありますので気をつけたいものです。

 

  • 貧血

 

鉄分・ビタミンB6・B12・葉酸などが不足し貧血になると、体内の酸素が不足するので、息切れ・めまい・疲労を感じます。貧血は女性に多く、過激なダイエット・生理中・妊娠中には注意が必要です。

 

  • 病気

 

「疲労感・だるさ・食欲不振・体重低下・発熱・関節の痛み」などの症状を感じるときは栄養不足以外の原因も考えられるため、放置せず早期病院での診察を受けましょう。

 

上記以外の場合...

「ビタミンB1・ビタミンC・ビタミンE」が不足していると考えられるので、食品やサプリメントなどで、補給すると効果的です。

 

  • 「ビタミンB1・C・E」が、効果的
ビタミンB1

ビタミンB群は、疲労解消に役立つ栄養素で、中でもビタミンB1は、ご飯やめん類などに含まれる、糖質(炭水化物)をエネルギーに変えるため、疲れやだるさには効果的です。そして、脳や神経は、糖質(炭水化物)が唯一のエネルギー源のため、ビタミンB1は特に大切な栄養素といえます。

 

つまり、スポーツの疲れや肉体疲労の疲れだけではなく、頭脳疲労による疲れもとる効果があるということです。「ビタミンB1が多く含まれる ⇒ うなぎの蒲焼き・豚のヒレ肉・モモ肉など...」

ビタミンC・ビタミンE

この2つのビタミンには、ストレス・疲労によりできる、活性酸素の抑制効果があります。活性酸素は、細胞にダメージを与え免疫力を低下させるため、疲労感・だるさの原因になってしまいます。「ビタミンCが多く含まれる ⇒ アセロラ・柿・キウイなど...」「ビタミンEが多く含まれる ⇒ ヒマワリ油・ナッツ類など...」

 

頭痛・片頭痛

 

頭痛の悩みは女性が多く、男性の2倍以上のようです。女性の頭痛として70~80%は月経前後に多く、妊娠や更年期にも起こります。一般的には「緊張型頭痛・片頭痛」に分けられています。

 

  • 緊張型頭痛

 

緊張型頭痛の多くは、頭を締めつけられるような痛みが起きます。原因として、肩こりやダイエットによるビタミン及びミネラル不足・ストレス・眼の疲れなどで、脳のトラブル以外によるものが多いと考えられます。

 

  • 片頭痛

 

どうして片頭痛が起こるのか... 原因として解明されていないのが現状のようです。ただ、脳の血管が突然収縮しその後、急に膨張することにより片頭痛が起こるともいわれています。片頭痛の症状としては、ズキズキした痛み・目まいや吐き気がありますが、緊張型頭痛と同様、脳のトラブル以外によるものがほとんどのようです。

 

このような症状の時は...

クモ膜下出血・脳中出血は、頭が割れるようなひどい痛みや吐き気、起床時の頭痛などの症状があります。このような症状がある場合、早急に専門医に相談し精密検査をしましょう。

 

  • 「ビタミンB1・E・マグネシウム・レシチン」が、効果的
ビタミンB1

ビタミンB1は、糖質(炭水化物)からエネルギーを、作るときに重要な栄養素で、脳・中枢神経・末梢神経を正常に保つ効果があり、同ビタミンが不足すると、精神不安定やイライラにつながります。

ビタミンE

活性酸素による血管の酸化(老化)を抑え、血液の循環を助けるのがビタミンEです。頭痛・片頭痛は、短時間に脳の血液の流れが大きく変化してしまい、起こることが原因のようです。この症状を緩和する効果があるのがビタミンEです。

マグネシウム

マグネシウムは、体内のミネラルバランスを調整する働きがあり、脳の血管の収縮をおだやかにし痛みを緩和する効果があります。また、イライラを少なくし精神を安定させる働きもあります。

レシチン

レシチンは、脂質の仲間で「リン脂質」と呼ばれています。脳・神経の材料として使われ、神経の伝達で大切な役割をはたし、血管の動脈硬化を防ぎ集中力・記憶力を付けるときにも効果的です。

 

冷え性

 

冷え性は、腎臓の病気や様々な病気を引き起こす原因にもなるので、栄養・ビタミンを十分摂りましょう。女性の場合、卵巣の働きが悪くなり不妊症の原因にもなります。冷え性は、手足の先端や腰などに現われますが、主な原因としては以下となります。

 

  • ホルモン・自律神経

 

過労・ストレス・病気などによりホルモンの分泌異常や自律神経の乱れが、冷え性の原因でもあります。毛細血管の収縮により血行不良となり、手足の先端が冷えてしまいます。最近では、男性の冷え性も増えているようで、仕事上のストレスによるもののようです。

 

  • クーラー・インナー(下着)

 

事務職の女性は、クーラーによる冷え性が多いです。夏場、冷房の強い部屋に長時間いると、温度調整機能が麻痺して血管が収縮し、冷え性になります。以外にも、きついインナーの着用により毛細血管の血行不良で、冷え性となります。女性は、男性に比べ筋肉量が少なく血管も細いため、血行不良になりやすい傾向があるので、過度にきつい下着は避けたいものです。

 

  • 食べ物

 

甘いもの・スィーツ・脂肪分の多い物などを多く食べることで、コレステロール・中性脂肪も多くなります。結果、血液がドロドロになるため血液がスムーズに流れなくなり、血行不良になります。また、健康・ダイエットとして生野菜を過剰に食べると体を冷やすこととなるので、適量を心がけましょう。

 

  • 「ビタミンE・イチョウ葉エキス・コエンザイムQ10」が、効果的
ビタミンE

ビタミンEは、抗酸化作用があり血管を酸化(老化)から守り血行を良くするので、冷え性には効果的です。また、血行促進のほかに成人病予防や美肌効果もあります。食べ物では、アーモンド・ピーナッツ・かぼちゃ・モロヘイヤなどに多く含まれています。

イチョウ葉エキス

イチョウの葉から抽出される栄養素で、血行促進・認知症の改善などに効果があり、抗酸化作用で血管を保護する働きと、血液が固まるのを抑え血管の中に血栓ができるのを予防する働きがあります。サプリメントを利用すると手軽に摂取できます。

コエンザイムQ10

同栄養素はビタミンQとも呼ばれ、体内で合成されます。しかし、年齢を重ねるとともに合成量は少なくなります。コエンザイムQ10は、食べ物からエネルギーを作り出すときに必要で、不足すると肩こり・冷え性・肌の老化などが起こります。

 

眼の疲れ・ドライアイ

 

眼の周りにある多くの毛細血管により、眼に酸素と栄養分が送られています。現代人は、眼を酷使することが多く、眼の使いすぎにより充血したり、ものがかすんで見えたりします。

 

この症状としては、毛細血管の血行不良によるものです。このような一時的な眼の疲れを、専門的には「眼精疲労」といいます。

 

眼の疲れには、「遠方を見る・眼の周りのマッサージ」等により、回復できます。更に、「ビタミンA・ビタミンB1・B2・ブルーベリー」などを摂ると効果的です。ドライアイは、眼球の表面が乾いてドライスポットができることで、乾燥した場所に長時間いたり、テレビやパソコンの画面を見ていてまばたきが少ない状況になると、起こりやすい症状です。

 

ドライアイは、意識的にまばたきを多くしたり目薬をさすことで症状が軽くなりますが、なかなか改善しないときは、眼科で早めの健診をしてもらいましょう。

 

  • 「ビタミンA・B1・B2・アントシアニン」が、効果的
ビタミンA

目で見るときには、眼の中の網膜に物の画像が映し出され、実際に光や色を感じるのは、網膜の「ロドプシン」という物質です。「ロドプシン」は、光や色に反応すると消費されるため、常に補給が必要です。

 

このビタミンAは、「ロドプシン」を作るときに必要な栄養素で、多く含まれている食べ物として、「レバー・うなぎの蒲焼き・チーズ」などです。

ビタミンB1・ビタミンB2

ビタミンB群。特にビタミンB1・B2は、視神経の働きの改善・筋肉疲労には効果的です。多く含まれている食べ物として、肉類・穀類です。

アントシアニン

ブルーベリーに含まれる「アントシアニン」が、「ロドプシン」の再合成を助け、視力低下や眼の疲れに効果的です。また、高齢により視力が低下する「黄斑変性症」の予防にもなります。アントシアニンは、「ブルーベリー入りの食品・サプリメント」などで手軽に摂取できます。

症状別 / ビタミン・栄養

 

食欲不振

 

食欲不振... なぜ食欲がないのか、原因を知っておく必要があります。胃腸の不具合であれば、それを治すことが先決です。また、自覚症状のない体重の激減や食欲不振のときは、早めの診察が大切です。

 

特に若い女性がダイエットやストレスで、急激に痩せる生理が止まることも珍しくなく検査結果、食欲不振ではなく拒食症だったというケースもあります。私達人間が空腹を感じるのは胃や腸ではなく、脳にある摂食中枢(空腹中枢・満腹中枢)が、食欲をコントロールしています。

 

具体的には、食後ある程度の時間が経つと、血糖値が下がり空腹中枢を刺激して「お腹がすいた」と感じます。反対に、食後に血糖値が上がると、満腹中枢を刺激して「お腹一杯!」と感じます。(満腹中枢を刺激するのは食事開始、約25~35分後)

 

  • 「ビタミンB1(B群)・ビタミンC・ミネラル全般」が、効果的
ビタミンB1(ビタミンB群)

ビタミンB1をはじめとするビタミンB群は、食べ物からエネルギーを作り出すときに、必要不可欠な栄養素です。睡眠不足・過労などで、食欲がわかないときは、おすすめです。

 

夏バテにうなぎの蒲焼きを食べるのは、多く含まれているビタミンB群(主にB1)が、エネルギーの補給を助け疲労回復に役立つからです。ビタミンB1は、肉類・豆類・ハム・玄米などにも多く含まれています。

ビタミンC

ストレスが貯り食欲不振の人に、効果的な栄養素です。日々、ストレスの多い環境にいることで、食欲をコントロールする中枢神経が上手く働かず、空腹にもかかわらず、食欲がわかないことも多いです。そのためにもビタミンCを取ることで、ストレスに対抗する「抗ストレスホルモン」を分泌し、ストレスに負けないようにしてくれます。

ビタミン・ミネラル全般

食欲がない... 食事の量や食品の種類が減ることで、各種ビタミン・ミネラル不足が起きます。そして、「食欲不振→栄養不足→体力低下→食欲不振」のように悪循環に陥ってしまいます。

 

これを避けるためにも、サプリメントや健康食品などで、ビタミンとミネラルを十分摂ることをおすすめします。夏バテ・睡眠不足・過労のときは、手早く栄養補給できますが、食事のバランスを大切にし、ビタミンやミネラルのサプリメントはそれを補うために利用すると考えたほうがよいです。

 

肌荒れ・にきび

 

  • 肌荒れ

 

肌のハリ・ツヤがなくなるのは、肌の再生(新陳代謝)が上手くいかず、表面の角質層に古い角質が残ることが原因の1つです。

 

角質層は、約4週間で新しくなります(ターンオーバー)。更に、「栄養不足・ストレス・過労・コラーゲン不足」により、新しい角質層が作られるのが遅くなり、肌荒れが起こります。

 

(肌荒れ=ビタミンC・ビタミンAが効果的)また、便秘が長期続くと栄養分を十分摂っていても、腸での吸収が行なわれないため、肌への栄養分が不足し肌荒れの原因となります。

 

  • にきび

 

過剰に分泌した皮脂が毛穴に詰り、それが細菌に感染して起こります。にきび予防として、皮脂の過剰分泌の抑制がポイントで、脂肪分の多い「バター・油料理・チョコレート」などをなるべく控え、皮脂の分泌を調整するビタミンB2を、摂ると効果的です。

 

また、偏食を避けバランスのよい食事、そしてストレスを溜めないことでも予防になります。更に、その日のメイクは残さないよう入念な洗顔で清潔に保つようにしましょう。

 

  • 「ビタミンB2・ビタミンC・ビタミンA・コラーゲン」が、効果的
ビタミンB2

多く含まれている食品として「魚介類・レバー・卵・納豆」などで、脂質を燃やしエネルギーに変える働きがあります。そのため、過剰な皮脂の分泌を調整し、にきび解消に効果があります。それ以外にも、皮膚・毛根・爪などの再生にも関わっています。

ビタミンC

肌のハリの元であるコラーゲンの合成や、肌荒れの原因である活性酸素の抑制効果があります。また、メラニン色素の沈着を防ぎ、しみ・そばかすにも効果的です。多く含まれる食品として、「アセロラ・キウイ・イチゴ・レモン」などがあります。

ビタミンA

肌や体の粘膜の再生を助ける働きがあり、肌荒れ・かさつきを改善してくれます。また、ウイルスや細菌の侵入を防ぐ働きがあるため風邪をひきにくく、口内炎の予防にも効果的です。多く含まれる食品として「レバー・うなぎの蒲焼き・チーズ・卵」などがあります。

コラーゲン

体の細胞同士をつなぎ合わせ弾力を保つ働きがあり、コラーゲンの不足により肌のハリ・ツヤがなくなります。ビタミンCと一緒に摂ることで、より効率よくコラーゲンが合成されやすくなります。多く含まれている食品として、「鶏の手羽・鶏ガラ・鶏レバー・豚足・豚耳・牛スジ・かれい・エビ」などがあります。

 

ストレス

 

日々の生活でストレスが溜まることにより「気分沈む・イライラ・不安感」などが起きてしまいます。この様なとき、私達人間はストレスに負けないよう抗ストレスホルモンが分泌されます。

 

同ホルモンには、アドレナリン・コルチゾールなどがあり、ビタミンB群・ビタミンCの助けをかり、体内で合成されます。

 

ストレスに対抗することを具体的にいうと「血圧・血糖値を上げる・脈拍を早める」ことにより、ストレスを跳ね返すということで自分に害を与えるものを排除するため体を一種の緊張状態にするわけです。

 

ですが、このような状態が長く続いてしまうと... 精神面はおろか、体の様々な部分にトラブルが起きてしまうのではないでしょうか... ストレスを溜めないためにも、ビタミン・ミネラルを十分に摂り、ストレスの解消方法を持つことも大切です。

 

  • 「ビタミンB群・ビタミンC・カルシウム・マグネシウム」 が、効果的
ビタミンB群

ストレスを感じると、それに対抗するための「抗ストレスホルモン」が合成されます。ビタミンB群は、このホルモンの合成を助ける働きがあります。更に、神経機能をコントロールし、ストレスによる「イライラ・疲労感」を軽減してくれます。この様にビタミンB群は、ホルモン・神経の両方でストレスに対抗する効果があります。

ビタミンC

ビタミンB群と同様、抗ストレスホルモンの合成を、助ける働きがあります。ストレスが溜まることで、お酒・タバコの量が多くなりがちですが、これにより失われるためビタミンCを意識的に補うことも大切です。

 

ビタミンCを取るためには、食品以外にもサプリメントを積極的に取り入れてもよいと思います。(過剰なビタミンC摂取は、お腹がゆるむこともあります)

カルシウム・マグネシウム

両ミネラルは神経伝達で大切な役割をし、精神安定に効果があります。特にカルシウムは効果が大きく、不足によりイライラ感や怒りっぽくなります。カルシウムが多く含まれている食品として「小魚・海藻類・乳製品」。マグネシウムが多く含まれている食品として「ナッツ類・そば・昆布・大豆」などです。

体の悩み・病気の症状別ビタミン栄養素

 

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ビタミン・栄養素

 

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